先日、万博開催記念の日本国宝展を見に、大阪市立美術館に行って来ました。
予約時間30分前に到着したのですが、当日チケットを購入する人達の列がすごい事になっていました。

以下は印象に残っている展示物の感想です。
うろ覚えになっている所もあるので、間違っている場合もあります。
唐獅子図屏風
学生時代の美術の資料集で見て、一度見てみたいと思っていた作品で、今回の本命の展示 その一です。
まず予想以上にでかく、展示のケースの天井に迫る程の大きさで2メートル位ありました。
右隻 狩野永徳筆
渦巻く鬣と、迫力のある二頭の獅子の絵で、立体感があって筋肉の質感もしっかり伝わって来て、とても格好よかったです。
左隻 狩野常信筆
永徳作のが有名でこちらの獅子は知らなかった、もしくは忘れていた作品です。
獅子を描く線は永徳のものより明るい色が使われていて、獅子の顔つきがやや幼く感じました。
永徳の獅子が成熟した大人の獅子だとしたら、常信の獅子は若獅子、もしくは子供の獅子だと思いました。
燕子花図屏風
本命展示 その二です。
資料集で見た写真よりもワントーン明るくて鮮やかな青色でした。
よく見ると、花に使われていた青色は主に二色で、明るい青が使われている花弁は濃い色で縁取りされていました。
葉の部分は同じ色で描かれていたが、筆の痕や掠れで不思議と葉の重なり方が分かりました。
土偶のヴィーナス
横から見ると乳房がすっごく尖っていて、腹は膨れて垂れていて、なにより尻がくっそデカかったです。
子孫繁栄、安産祈願の願いが込められて儀式に使われていた説があるらしく、それを見てこの土偶は妊娠していて、お尻が大きい人は安産型という話はこの時代から既に考えられていたのかなと思いました。
図録の写真は正面のもので分かりにくいのですが、横から見ると体型がよく分かって面白かったです。
聖観音菩薩立像
銅の鋳造鍍金の仏像で、私は仏像関連の知識はほとんど無いのですが、この仏像はとても綺麗だと思いました。
特に下半身の布の表現がすごくて、正面から見るとひらひらした布に見えるのですが、実際はぺったんこで平らな板がカーブ状に足に添うようにあって、僅かな凹凸の線だけで布のひらみを表現されていました。鋳造の3Dに見せる2D表現が本当にすごかったです。
丙子椒林剣
鋒から刃に掛けて「パキッ、パキッ!」と直線が綺麗で真っすぐな剣でした。
人が多くてあまりちゃんと見られなかったのですが、直刀を見る機会が少なくて良し悪しもよく分かっていないのに、純粋に綺麗だと思いました。
七星剣
図録の写真は分かりにくかったのですが、刀身に二つの溝があって、その溝の所に名前の由来でもある北斗七星もありました。
しかし北斗七星は溝と照明の光の反射によって、辛うじて見えている程でかなり見えにくかったです。
太閤左文字
この刀は広島のふくやま美術館で見た時以来の鑑賞になります。
前回は刃文に目がいっていたのですが、今回は鋒付近の棟に目がいきました。
棟全体は真っ直ぐだと思っていたのですが、鋒付近の棟がほんの少しだけ反っているように見えました。
拵も展示されていたらしいのですが、私の事前のリサーチ不足により、残念ながら展示期間がとっくに終わっていました。


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