『22〇〇年〇月〇日
天気 晴れ
明石から睡眠の体質について相談を受けた。
休日前日に長めに睡眠をとると夜に眠れない、まあそこは普通の人間にもよくある話だ。
だがそこまで長くない睡眠時間をとった後は、出陣による戦闘があってもなくても、
突然起きていられなく程の眠気に襲われるらしい。
長谷部程急に倒れる事はないが、戦闘中に眠気が起こったら危険だ。
しばらくの間はあいつの睡眠時間を記録して、何か規則性がないか調べてみるとしよう。』
『22〇〇年〇月〇日
天気 晴れ時々曇り
二週間程明石の睡眠時間を記録していると、少しずつあいつの体質が見えてきた。
明石は睡眠時間と起きている時間が全く同じである可能性が高い。
とはいえ、まだ確証はない。
確証を得る為に、もう少し日にちが欲しい。
もう少しだけこの仮説で、記録をつける事にする。』
『22〇〇年〇月〇日
天気 雨
あれから更に二週間記録を続けてみたが、やはり明石は最初に立てた仮説の体質で間違いないようだ。
半日も寝ていても、きっかり半日起きていられるのなら、
何かあった時に寝ずの番を頼んだりする事ができるかもしれないな。
うちは夜に起きていられる刀は多くない、小夜と同じ深夜でも活動できる刀は、戦力としても貴重になる。
だが明石は太刀だから夜戦には不向きだ、大将はどうやって戦術に組み込むんだろうな。』
『22〇〇年〇月〇日
天気 晴れ
明石はあれから遠征部隊を担う歌仙と話をして、正式に遠征部隊に入った。
まだまだ練度が低いから短期遠征しか行けないが、いずれは長期遠征を中心に任せる事になるらしい。
睡眠時間の調整が上手くできるようになったら、夜の活動もできるようになるだろうから適任だろうな。
今以上にスケジュールが変則的になるだろうからと、
遠征先でも利用できる、目覚まし機能付きの腕時計を万屋で買ったそうだ。
思えば明石は普段そこまで買い物にも行かないのに、いざふらっと買い物に行くと思わぬ掘り出し物を見つけているな。
案外そういう所も遠征部隊に向いているかもしれないな。』
『22〇〇年〇月〇日
天気 曇り
手入れ部屋の増設にあたって、救護当番が設立された。
最近新入りとして顕現された、巴形薙刀、静形薙刀、千代金丸、北谷菜切が救護当番となり、
俺がその統括を任される事になった。それだけこの本丸が大きくなったって事だな。
今は俺が応急処置や手入れをする為の指示をしているが、指示できる刀が俺だけというのは余り良くないだろう。
もし俺に何かがあった時でも、応急処置や手入れの用意ができるようにする必要がある。
救護当番になった奴らには、俺の持っている知識をできるだけ教えていこう。』
『22〇〇年〇月〇日
天気 晴れ
再び暑い季節がやって来て、数日後にあの連隊戦の催し物が行われる事になった。
暑さの対策の要点をまとめて救護当番の皆とも確認して、万が一体調を崩した奴が出たら誰でも対処ができるようにする。
去年のように暑さで倒れる刀を出させない為に、備えられる事は全て備える。
連隊戦が始まる前に洗濯当番の誰かに頼んで濡らした手拭いを用意してもらって、手入れ部屋の冷凍庫で凍らせておこう。』
『22〇〇年〇月〇日
天気 晴れ
今日は第一部隊が新しい戦場に出陣する。
どんな敵が来るか分からないから、俺は近侍と救護当番として手入れに備える。
正直どうなるか分からない。が、敵は益々力を増している。無傷で帰ってくるのは難しいだろう。
何があってもすぐに対処ができるように、万全の状態で手入れができるようにしないといけない』

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